妊婦さんの骨盤チェック
赤ちゃんはママのお腹の中で1日でも長く育ててあげる事が大切です。
ママのお腹の中での1日は私達の生活の時間の1週間分とも言われています。
赤ちゃんのためにも、居心地のよいお部屋(骨盤・子宮)をつくってあげましょう。
妊娠中の自分の骨盤の状態は?
下記で簡単チェックしてくださいね。
妊婦さん骨盤チェック項目
☐ つわりがひどい(または、つわりがひどかった)
☐ 切迫早産と言われたことがある
☐ おなかが張りやすい
☐ 妊娠してから腰痛がひどくなった
☐ 夜中にこむらがえりをくりかえす
☐ 恥骨・おしり・脚の付け根が痛い
☐ 妊娠してから便秘がひどくなった
☐ むくみやすい、冷えている
☐ 逆子である
☐ 尿漏れがある
【診断結果】
チェックが0~3:妊娠中の骨盤はいい状態です
チェックが4~6:妊娠中の骨盤の歪みは中程度です
チェックが7~10:妊娠中の骨盤はかなり歪んでいます
妊婦さんと「骨盤のゆがみ」と「お産」の関係は?
お産はどうなるの?
赤ちゃんは回転(回旋)しながら産まれてきます。
骨盤が「ゆるみ・ゆがみ」があると、赤ちゃんの頭がひっかかってしまうことがあり、うまく回れなくなり、お産の進行がストップしてしまうこともあるんです。
又は、本能的に、上手に?横を向いて首をねじった状態で通過しようとする赤ちゃんもいます。
このときに「向き癖」ができ、その後の「頭の形」にも影響することがあります。
お産があまり長引くと「吸引分娩」「鉗子分娩」「帝王切開」になってしまうこともあります。
妊娠高血圧症候群の原因に!?
骨盤の「ゆるみ・ひらき」があると、子宮をふくむ内臓がさがって、子宮の血液の流れも圧迫してうっ血し、古い血液がたまりやすくなります。
腎臓が弱り、タンパク尿が出て血圧があがることや、胎盤への血液が減ると胎盤が弱り、赤ちゃんが栄養不足になると妊娠高血圧症候群と診断される状態になってしまいます。
以前は、妊娠中毒症とも呼ばれていました。
切迫早産の原因に!?
骨盤の「ゆるみ・ひらき」すぎで子宮などの内臓が下がると、赤ちゃんが下がりすぎて 子宮と骨盤底筋群の間で子宮頸管が押しつぶされます。
すると圧迫による刺激で子宮収縮(お腹の張り)が起きたり、 子宮頸管(赤ちゃんの出口部分)が短くなって「切迫早産」の 原因になると考えられています。
逆子の原因に!?
逆子の多くは骨盤の「ゆるみ・ひらき」によって、赤ちゃんが下がり過ぎてお尻がお母さんの骨盤にすっぽりはまって抜け出せない状態が原因と考えられます。
またお母さんのお腹まわりの筋肉がカチカチだと、赤ちゃんが窮屈でうまくまわれなかったり、逆子のまま動けなくなったりすることもあります。
赤ちゃんのカラダをゆがめたり、股関節脱臼の原因に!?
本来、赤ちゃんにとって骨盤が整い子宮の形も先細りの卵型が理想です。
胎内では赤ちゃんは頭を下に向け、股関節を開いて膝を自分のおなかに くっつけるように身体を丸め居心地の良い姿勢がとれます。
ところが、骨盤の「ゆがみ」があると、子宮の形が細長いナスビ型のようになり 赤ちゃんにとって窮屈な部屋で過ごすことになります。
赤ちゃんは、細長い子宮の形に合わせようと不自然に背筋をねじったり、脚を伸ばしたりすることで 安定しようとします。
その不自然な状態で、股関節が自由に動かせずいると未発達のまま骨がヅレて股関節脱臼の原因になります。
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