逆子と帝王切開のリスクについて

逆子とは

逆子とは、お腹の中で赤ちゃんの頭が上にある状態で、医学的には「骨盤位」といいます。

正常な体勢は、頭を下にしている状態で「頭位」です。

その他、「斜位」や「横位」といって横たわっている状態もあるのですが「頭位以外」の状態は、産婦人科ではすべて異常と分類されます。

しかし、逆子はだれにでも見られる現象ですし、それほど珍しいものではありません。

逆子の確率は?

逆子のまま臨月を迎えるのは最終的に約3~5%ほどです。

妊娠27週くらいまでは30~50%ほどが逆子でいたりするので、逆子が問題視されるのは妊娠28週以降です。

妊娠30頃になっても逆子の場合は、病院から逆子体操などを薦められることがあります。

※妊娠週が進むつれ、自然回転率は下がるので逆子整体を受けるなら、妊娠28~32週までに調整していくと戻りやすいです。

逆子になる原因は?

現代医学をもってしても、はっきりとした原因は解明されておらず、可能性として挙げられているのが、以下のケース。

・子宮の形

・子宮筋腫

・胎盤の位置

・羊水の量

・赤ちゃんの体格

・・・など様々です。

病院側から大きな問題となる指摘がなく、逆子対策など前向きな話があったのなら、積極的に行動に移していくことが望ましいでしょう。

逆子を改善させた方がよい理由は?

その理由は「帝王切開のリスク回避」です。

逆子は、状態によっては経腟分娩も可能な場合もありますが、多くは帝王切開での出産になります。

帝王切開は、赤ちゃんの安全性は上がるメリットがありますが、開腹手術であることから母体の負担は避けられません。

帝王切開のリスクは、どんなものがあるの?

・次回の出産から帝王切開になることが多い。

(子宮破裂などのリスクが高まることや、前置胎盤になりやすいから)

・経腟分娩より後陣痛が痛むという声が多い。

・子宮の回復に時間がかかる(経腟分娩では1ヵ月ほどに対し帝王切開では2ヵ月ほど)

・帝王切開の回数が増えるほど癒着胎盤、膀胱損傷、子宮摘出のリスクが増える

・体質によっては術後傷口が、痛んだりケロイド状になる

出産はゴールではありません。その後も、あなたが健康でいることが何よりも大切です。

回避できる可能性があるなら前向きに取り組みましょう。

【まとめ】神戸市垂水区で逆子改善なら神戸垂水整体院へ

今回、逆子と帝王切開のリスクについてお伝えしました。

逆子のまま出産を迎えるのは全体の3~5%と言わています。

逆子は、前置胎盤やへその緒が巻き付いているなど、はっきりとした理由がないかぎりは、

ほんの少しの努力と工夫で、正常な状態に戻る可能性が高いということです。

ですから、帝王切開は、出産時に赤ちゃんお母さまの容態が変わり

緊急を要する、いざという時の「伝家の宝刀」にとっておきたいですね。

もし、あなたが初産から帝王切開になると、それ以降、2人目、3人目も帝王切開になる可能性が高いです。

母体の負担、その後のリスクを考えると、できるかぎり正常分娩していただきたいと思います。

母子の状態によっては経腟分娩も可能な場合もありますが、多くは帝王切開での出産になります。

ベストな妊娠期を過ごし、最善の出産の選択をできますように。

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