ながびく「痛み・不調」は、主な”4つの問題”を解決しなければならない

1.筋肉のサビつき、痛みは【連鎖】して生じている

「最近、肩こりがひどい」「腰が痛くて、かがむのがつらい」など生活の中で、
私たちは気づいたら、カラダのどこかに痛みがでていたり、不調を感じてたりします。 

こうした痛み、不調は、「偏った筋肉の使い方」から始まることが多いと、ご存じでしょうか?
一時的な酷使であれば、それをやめれば自然と治っていきます。

ところが、偏った筋肉の使い方をしていることに気づかず、それがクセや習慣になってしまうと、
酷使し続けている筋肉が次第にかたくなり、痛み、不調を作り出してしまいます。 

痛み、不調が生じると、その患部をかばうために、カラダは他の筋肉を使います。
つまり、痛みををカバーしてカラダが働き始めるのです。 

けれども、カバーしている筋肉も、本来の仕事以上のことをさせられるわけですから、
それが続けば、その筋肉も固くなって痛みが生じるようになり、するとまた他の筋肉が カバーをし・・・・と、「痛みの連鎖」が起こってしまいます。 

こうなると、痛みの原因は「連鎖の前の前」にあることも珍しくありません。 
つまり、患部だけの問題だとは言い切れなくなってくるのです。




2.細胞へ血液の運搬ができず 痛み、不調が生じる

痛みや不調の連鎖。 そのわかりやすい例が、「姿勢の悪さ」です。
 
近年、年齢を問わず多くの人の間で、パソコンや携帯電話を操作する時間が 増えていることと思います。 

ではここで、ご自身で、画面をのぞき込む姿勢を再現してもらうとわかりやすいのですが
 
自然と顔が前にでて、背中が丸まった状態になりませんか?

そうなると、首や肩の筋肉は、重力に引っ張られる頭を支えるために緊張します。
引っ張られたままの状態が続くと、筋肉は硬直し始めます。 

筋肉がかたくなると、血行が悪くなり細胞に必要な水・酸素・栄養が行き渡らず、
老廃物は蓄積、回復力も低下、慢性化となり痛み、不調に繋がります。




3.骨格のゆがみが神経の伝達を滞らせ、各器官に痛み、不調が生じている

筋肉のサビつきは、血行不良の他に、骨格のゆがみをも生じさせています。
 
そもそも骨は、それ自体で動くことができません。 筋肉の動きによって動かされています。

ですから、骨格は筋肉に引っ張られ続けると、簡単にゆがんでしまうのです。

とはいえ、ゆがみは日常的な動作でも生じるもので、人間は誰しも多少はゆがんでいます。 

ゆがみが生じても、それを元に戻す動きを頻繁にしていれば問題ないのですが、
長時間、偏った筋肉に使い方を「したまま」でいることが、骨格を「ゆがんだまま」してしまうのです。

骨格がゆがんでいるという事は、筋肉がゆがんだ状態で固定されている
ということ。
こうしたゆがみが慢性化すると、神経伝達を滞らせたり、血液、リンパ液の流れを
妨げたり、ひいてはカラダの機能自体も妨げたり・・・という症状もでてきます。

その最たる例が、骨盤のゆがみです。
1日のうちでも開いたり閉じたりする骨盤は、
とても動きやすい骨。

カラダの支柱である背骨につながっているので 
骨盤がゆがむと背骨がゆがみ、
背骨につながる肋骨にもゆがみが生じ、内臓の働きを妨げに
なる恐れもあります。

骨盤も腸や生殖器を支えていますから、これらの臓器に痛み、不調がでることもあります。




4.「ストレスの慢性化」=「痛み、不調の慢性化」


筋肉がサビつき、骨盤・背骨をゆがめる、もうひとつの原因にストレスがあります。
 
私たちは、日中、交感神経優位で活動して、就寝時は副交感神経が優位になりカラダは休むモードに切り替わります。 

ところがストレス過多になると、交感神経優位が続き
筋肉は活発な収縮運動で固くなり、 
硬直した筋肉が神経を圧迫したりして痛み、不調を生じさせたりします。

副交感神経優位の状態になれば、筋肉も休まり、カラダの修復作業が行われるのですが、
ストレスが多いと、この移行がスムーズにいかなくなります。

また、ストレス自体も血管を収縮させます。 
すると血流が阻害され、酸素不足となり、疲労物質がたまり、
筋肉をサビつかせてしまいます。 
どちらにしても「筋肉がサビつく」ことが、痛みを生みだしていく発端に・・・。
 

じつは最近、寝ていてもカラダがほぐれない人が増加していると言われています。
ストレスが原因と言われる歯ぎしりも、寝ているのに力が入っている状態で、 

本人は休んでいるつもりが、
カラダはちっとも休めていないのです。
ストレスが無意識にカラダを力ませ、筋肉の硬直が続く・・・。 

これが続くと「ストレスの慢性化」=「痛みや不調の慢性化」となってしまうわけです。



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